七ヶ浜海苔 生産直売・ブラシ掛け養殖・無酸処理海苔・EMマイスター星のり店/宮城
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しかし、ふるさとの海に対してこれでは優しくはない。
そこで当店では、車の洗浄機のブラシのようなものを使い、汚れをとる。これをブラッシングと呼んでいます。ブラシの刺激によって海苔の芽も強く元気になります。これに加え、EMも利用します。これで酸処理だと落ちてしまう風味や香りを落とさない。海苔に対しても、ふるさとの海に対してもできる限り優しくありたい。自然を大事にしたい。 より多くのタネ(殻胞子)を付着させるから、生産量が増える。すると海苔が病気にかかりやすくなったり、品質が落ちたりするので酸処理をする。しかし、収穫量がなければ、生活がなりたたない。そして、市場で評価されるのは、ツヤのある黒々とした海苔。しかし見栄えのよいものがおいしいとは限らないし、環境の良い状態で育ったものとも限らないのも現状です。
18年の年末と正月あけの二度にわたる大きな低気圧で、網についていた海苔はどこかへ飛んでいってしまった。竹酢と米のとぎ汁を船に積み込み、海苔がチラホラしかついていない網の手入れ作業が続いた。「あきらめてはダメだ!」と親父が言う。「海苔の芽が本当に出るのかよ」オレは疑った。だが、親父は声を出すわけのない海苔と話しをしながら、モクモクと網の手入れをする。2月の初め頃、ゴマ粒のような海苔芽が網一面にびっしりついていた。「エッ!まさか?ウォー海苔だ!」驚きと感動。親父の海苔への思い。 そして、大自然への感謝の気持ちで、あふれ出る涙をおさえることが出来なかった。極上品ではないけれど、大自然の恵みとオレと親父の根性で作った海苔を味わってほしい。 和真